あいぱす!

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学習支援ソフト「あいぱす!」の紹介と、その他もろもろのブログです。

簿記を学ぶ順番って大事だと思う。

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なんでもそうだと思うのですが、いきなり難しい所を学ぼうとしても、なかなか身につくものではありません。

 

最初は簡単な所から始めて徐々にステップアップしていくのが、遠回りのようで、実は近道だったりします。

 

全く簿記を学んだことのない初学者が、簿記資格の最高峰、日商簿記1級に挑戦する場合も同じです。

 

日商簿記1級に合格したい!と思っても、いきなり1級のテキストから入ったのでは、心を折られてしまうだけです。

 

では、具体的に、どんな順番で勉強していけばいいのでしょうか?

 

普通に考えれば、

  1. 日商簿記初級
  2. 日商簿記3級
  3. 日商簿記2級
  4. 日商簿記1級

の順に勉強するのが良さそうに思えます。

 

しかし。

 

簿記の資格って、何も日商簿記だけではありません。

 

他の簿記資格も視野に入れて考えると、「遠回りのようで、実は近道。」な道が見えてきます。

 

私が思う、おすすめの順はこちら。

  1. 日商簿記初級
  2. 日商簿記3級
  3. 建設業経理士2級
  4. 全経簿記1級工業簿記・原価計算
  5. 全経簿記1級商業簿記・会計
  6. 日商簿記2級
  7. 建設業経理士1級財務諸表
  8. 建設業経理士1級原価計算
  9. 建設業経理士1級財務分析
  10. 全経簿記上級
  11. 日商簿記1級

 

まず、日商簿記初級と3級で、簿記の基礎を固めます。

 

そして、建設業経理士2級で、工業簿記・原価計算を学びます。

 

全経簿記1級は、日商簿記2級とほぼ同レベルの資格です。

しかしながら、過去問対策をしっかりしていれば、日商簿記2級よりも点を取りやすく合格率も高い資格となっています。

 

また、全経簿記1級は科目合格制ですので、建設業経理士2級で学んだ内容を活かして、まずは全経簿記1級工原を取っておいて、後から全経簿記1級商会を取るということもできます。

 

最近、日商簿記2級のレベルが上がったという話を聞きますが、全経簿記1級に合格すれば、もう日商簿記2級も手が届くところまで来ています。

 

日商簿記2級の次は、建設業経理士1級を目指し、工業簿記・原価計算をさらに深く学びます。

 

建設業経理士1級も科目合格制ですので、財務諸表・原価計算をまず抑えることで、全経簿記上級、日商簿記1級へのスムーズなステップアップに繋がるでしょう。

 

建設業経理士1級の財務分析は、簿記の学習とは少し違うものです。

簿記が「財務諸表」を作る技術であるのに対し、

出来上がった「財務諸表」を読み解く技術が「財務分析」です。

 

ですので、建設業経理士1級に必要な「財務分析」は、簿記の学習に必須ではありませんが、その理解を深めるのに役立ちます。

 

ここまでくれば、あと2つ。

 

全経簿記上級と、日商簿記1級です。

 

この2つはほぼ同レベルの資格なのですが、一般に、全経簿記上級の方が合格しやすいと言われています。

 

日商簿記1級を目指すのであれば、まず全経簿記上級を目指すのがいいでしょう。

 

 

 

実際には、各試験の実施日と勉強期間との兼ね合いや、勉強・受験にかかるコストの問題もありますので、上記に示した順は現実的ではないかもしれません。

 

しかし、こういう選択もあるんだと知っておくことは、決して無駄ではないと思います。

 

より効率的に「合格」を手にするために。

より効果的な学習計画を立てましょう。

 

 

 


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

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