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建設業経理士2級:本試験第2問対策その14

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今日の問題はこちらの4問。

本試験で取りこぼしのないように、しっかり抑えておきましょう。

 

<問題1:内部利益>

A社は、本店より支店へ材料を送付する際、原価に3%の利益を加算した額で振替を行っている。
支店の期末時点における材料費は¥200,000(うち本社仕入分¥65,300)、未使用の材料は¥50,000(うち本社仕入分¥11,950)であった。
この時、期末において控除される内部利益は¥( ? )である。

 

<解答>

   ¥2,250

 

<解説>

本店仕入分の合計 = ¥65,300 + ¥11,950
         = ¥77,250

 

原価 + 原価の3% = ¥77,250
       1.03原価 = ¥77,250
         原価 = ¥75,000

 

内部利益の額 = 原価の3%
       = ¥75,000 × 3%
       = ¥2,250

 

<問題2:工事進行基準

前期よりA工事を着工しており、工事完成基準を適用していたが、当期より工事進行基準を適用することとした。
A工事の工期は3年、請負金額は¥25,000,000、見積総工事原価は¥20,000,000、前期の工事原価発生額は¥4,000,000、当期の工事原価発生額は¥12,000,000であった。
工事進捗度の算定を原価比例法によっている場合、当期の完成工事高は¥( ? )である。

 

<解答>

   ¥20,000,000

 

<解説>

前期の完成工事高 = ¥0

 

工事進捗度 = (前期発生工事原価+当期発生工事原価)÷見積総工事原価
      = (¥4,000,000+¥12,000,000)÷¥20,000,000
      = 0.8

 

当期の完成工事高 = 請負金額 × 当期工事進捗度 - 前期完成工事高
         = ¥25,000,000 × 0.8 - ¥0
         = ¥20,000,000

 

<問題3:未払利息・支払利息>

期首において、未払利息の残高は¥30,000であった。
期中に支払った利息の額が¥( ? )、当期の損益計算書に記載された支払利息が¥250,000であれば、当期末の貸借対照表に記載される未払利息は¥160,000となる。

 

<解答>

   ¥120,000

 

<解説>

与えられた条件を箇条書きにして考えてみましょう。

 

① 未払利息の期首残高は¥30,000である。

② 期中に¥( ? )の利息を支払った。

③ 当期の損益計算書に記載された支払利息は¥250,000である。

④ 当期末の貸借対照表に記載された未払利息は¥160,000である。

 

①より、期首の時点で、¥30,000の負債があることが分かります。。

 

③より、当期中に、新たに¥250,000の負債が発生したことが分かります。

①とあわせて、全部で¥280,000の負債があることになります。

 

②より、¥280,000の負債のうち、¥( ? )を支払いました。

これにより、負債の残額は、¥280,000-¥? となりました。

 

④より、まだ払いきれていない負債が¥160,000あることが分かります。

 

¥280,000の請求に対して、¥?を払ったが、まだ¥160,000の未払いがある。

ということですから、支払った額は、¥120,000となります。

 

<問題4:減価償却費>

前期首に機械装置A(取得価額¥5,000,000、残存価額ゼロ、耐用年数10年)を取得し、定率法(償却率0.4)で減価償却を行っている。
当期の減価償却費は¥( ? )である。

 

<解答>

   ¥1,200,000

 

<解説>

前期の減価償却費 = 取得価額 × 償却率
         = ¥5,000,000 × 0.4
         = ¥2,000,000

 

当期の減価償却費 = (取得価額-減価償却累計額)×償却率
         = (¥5,000,000-¥2,000,000)×0.4
         = ¥1,200,000

 

 

 

 


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