建設業経理士2級:理論問題対策その5
理論問題対策は今日で最後です。
今日の問題はこちら。
<問題>
次に述べる原価計算は、「原価計算制度」と「特殊原価調査」のどちらであるか解答しなさい。
- 複数の工事現場を管理する現場事務所の費用の各工事への配賦。
- 工事現場で使用する機械装置の買い替えに関する検討資料の作成。
- 自社で行っている工程について、外注した方が良いかどうかの意思決定資料を作成する。
- 部門共通費を複合配賦基準によって各部門に配賦する。
- 新工法の採用可否に関する経済計算。
- まだ完成していない工事に関して期末に行う総工事原価の算定。
<解答>
<解説>
建設業経理士2級の理論問題については、過去記事にまとめがありますので、未読の方はそちらをまずご覧ください。
正答のコツは、あまり深く考えずにパターンで覚えてしまうことです。
特に、こういう問題のポイントは、
です。
①は、「複数の工事現場を管理する」とありますから、すでに工事を請け負っています。
従って解答は、原価計算制度です。
②は、「もし機械装置を買い替えたらどうなるか?」を検討するための資料ですから、未来の話です。
従って解答は、特殊原価調査です。
③は、「もし外注にしたらどうなるか?」を検討するための資料ですから、未来の話です。
従って解答は、特殊原価調査です。
④は、「部門共通費を配賦する」という話ですから、すでに工事を請け負い、共通費が発生しています。
従って解答は、原価計算制度です。
⑤は、「もし新工法を採用したらどうなるか?」を検討するための計算ですから、未来の話です。
従って解答は、特殊原価調査です。
⑥は、「未完成の工事についての原価計算」ですから、すでに工事を請け負い、着工しています。
従って解答は、原価計算制度です。
ポイントは、「すでに請け負っている工事に関するものかどうか?」。
ここに注目して判断すれば、間違えないと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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